これまで、メルマガという形でハラスメント防止や職場でのコミュニケーションについて
発信を続けてきました。
今回からは、ブログという形で少しずつ記事を書いていこうと思います。
メルマガでは、その時に感じたことを比較的自由に書いていましたが
ブログでは「後から読み返せること」も意識しながら、職場での関わり方や、
ハラスメントを防ぐためのヒントを残していけたらと思っています。
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最近、「どこまでがハラスメントなのかわからない」という声を聞くことがあります。
それは、指導する側からだけではなく、指導を受ける側から聞かれたりもします。
「これは注意なのか、それともハラスメントなのか」
「厳しく言われたけれど、自分が気にしすぎなのだろうか」
「注意したいけれど、ハラスメントと言われたらどうしよう」
そんなふうに、お互いが戸惑いながら関わっている場面も少なくありません。
以前であれば、「仕事なんだから厳しく言われるのは当たり前」と受け止められていた言葉も、
今は違った形で受け取られることがあります。
一方で、「何も言えなくなった」と感じる人がいるのも事実です。
では、注意や指導と、ハラスメントの違いはどこにあるのでしょうか。
もちろん、状況や関係性によって受け取り方は変わるため、「ここからがハラスメント」と
線を引くことは簡単ではありません。
ただ、一つの視点として大切なのは、その言葉が「行動」に向けられているのか、
それとも「人格」に向けられているのかという点です。
たとえば
「この資料は締切に間に合っていない」
「この説明だと相手に伝わりにくいかもしれない」
というように、改善できる行動について伝えることは、仕事を進めるうえで必要な場面があります。
一方で
「だから君はだめなんだ」
「向いていない」
「いつもそうだよね」
といった言葉は、行動ではなく人格そのものを否定する形になりやすく、相手を強く
傷つけることがあります。
また言葉そのものだけでなく、「どんな場面で」「どんな伝え方で」「どのくらい繰り返されるか」も
大きく影響します。
同じ内容でも、人前で強く叱責されるのか、落ち着いて個別に伝えられるのかで、受け取り方は
大きく変わります。
そしてここでも、前回お話しした「無意識の思い込み」が関係していることがあります。
「これくらい普通だろう」
「自分もそうやって教わってきた」
という感覚が、自分では気づかないうちに強い言葉や態度につながっていることもあります。
もちろん、注意や指導そのものが悪いわけではありません。
職場では、伝えなければならないことがありますし、改善を促す場面も必要です。
大切なのは、「相手を黙らせるための言葉」になっていないか、「改善につながる伝え方」に
なっているかを意識することです。
そして、受ける側も、「嫌だった=すべてハラスメント」と単純に切り分けるのではなく、
何がつらかったのか、どの言葉や状況が負担になったのかを整理して考えてみることも
ときには必要になります。
ハラスメントを防ぐというと、「言ってはいけないこと」を探すように感じるかもしれません。
けれど本来は、「どうすれば安心して働ける関係をつくれるか」を考えていくことでもあります。
だからこそ、相手にどう届くのかを少し意識しながら、言葉や伝え方を振り返ってみること。
その積み重ねが、働きやすい環境づくりにつながっていくのだと思います。
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小さな言葉の積み重ねが、働きやすい職場をつくります。私たちハラスメント防止コンサルタントは
皆さまが安心して働ける環境づくりのお手伝いをしています。
「これってどうなの?」や「ちょっと気になる」ことなどありましたらお気軽にお問い合わせください。
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ハラスメントは「誰かが嫌だと感じたらすべてハラスメント」というわけではなく、
きちんとした基準があります。
労働施策総合推進法や男女雇用機会均等法等で、ハラスメントの明確な基準や事業主が行うべき
義務が定められています。