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「相談したいんですが」と言われたときに、まずできること

職場で誰かから

「少し相談したいことがあるんですが」
「ちょっと聞いてほしいことがあって」

と声をかけられたとき、どう返したらよいのだろう、と戸惑うこともあるかもしれません。

相談の内容によっては、その場ですぐに答えが出せることばかりではありませんし、

どのように話を聞けばよいのか迷うこともあると思います。

けれど、最初にどう受け止めるかによって、相談した人が「話してみてよかった」と

感じられるかどうかは変わってきます。

相談を受けたときに大切なのは、すぐに正解を出すことよりも、

まずは安心して話せる時間をつくること。


今回は、「相談したいんですが」と言われたときに、職場でできる関わり方について考えてみたいと思います。


🟩まずは話せる時間と場所を整える

相談を受けたとき、すぐに手を止めるのが難しいこともあると思います。

ただ、「今忙しいからまた今度」とだけ返してしまうと、

相手は「やっぱり相談はやめておこうかな」と感じてしまうことがあります。

すぐに時間が取れない場合でも、

「今は手が離せないのですが、○時ごろなら話せます」
「10分後なら少し時間が取れそうです。場所を変えて話しましょうか」

と、いつ・どこで話せるかを具体的に伝えるだけでも、相手は少し安心しやすくなります。

相談しようとするときには、それだけで緊張していることも少なくありません。

だからこそ、まずは落ち着いて話せる時間や場所を整えることが、最初の大切な一歩になるのだと思います。


🟩途中で結論を急がず、まずは最後まで聞く

相談を受けると、つい

「それはこうすればいいのでは」
「気にしすぎなんじゃない」

と、すぐに答えを返したくなることがあります。

けれど、相談した人がその場で求めているのは、すぐに解決策を示してもらうことばかりではありません。

まずは何があったのか、どんなことに困っているのか、どこがつらかったのかを、

途中でさえぎらずに聞くことが大切です。

話を聞くときには、

「もう少し詳しく聞かせてもらえますか」
「どんなことが一番気になっていますか」
「そのとき、どんなふうに感じましたか」

といったように、相手が話しやすくなる問いかけをしながら、落ち着いて聞いていけるとよいと思います。

話しているうちに、自分の気持ちや状況が少しずつ整理されていくこともあります。

だからこそ、まずは安心して話せる時間にすることが大切なのだと思います。


🟩すぐに評価したり、否定したりしない

相談の内容を聞いていると、

「そこまで深刻ではないのでは」
「悪気はなかったのかもしれない」

と感じることもあるかもしれません。

けれど、そうした言葉をすぐに返してしまうと、相談した人は「わかってもらえなかった」

と感じてしまうことがあります。

もちろん、話を聞いた段階ですぐに判断できないこともありますし、事実関係を丁寧に確認することは大切です。

ただ、最初の段階では、正しいかどうかを決めることよりも、

「そう感じるほどつらかったのですね」

と、まずは相手の気持ちを受け止めることから始めてみる

それだけでも、「話してよかった」と感じてもらえることがあるかもしれません。


🟩一人で抱え込まず、必要に応じて相談先につなぐ

相談を受けると、「自分が何とかしなければ」と感じることがあるかもしれません。

けれど、内容によっては、一人で抱え込まないほうがよいこともあります。

たとえば、ハラスメントが疑われる内容や、本人の心身への影響が大きいと感じる場合には、

職場の相談窓口や人事、上司など、ほかの人と一緒に対応を考えたほうがよいこともあります。

そのとき大切なのは、いきなり話を広げるのではなく、

「必要があれば、こういう相談先につなぐこともできます」
「一人で抱えずに、ほかの人にも一緒に考えてもらう方法があります」

と、本人の気持ちを確認しながら進めることです。

相談を受けた側がすべてを背負う必要はありません。

必要な支援につなぐことも、大切な関わり方のひとつだと思います。


🟩話してくれたことにひとこと返す

相談することは、思っている以上に勇気のいることがあります。

「こんなことを話していいのだろうか」
「大げさだと思われないだろうか」

と迷いながら、声をかけている人も少なくありません。

だからこそ、話を聞いたあとに

「話してくれてありがとうございます」
「声をかけてくださってよかったです」
「話してもらえてよかったです」

といったひとことを返すことには、大きな意味があります。

すぐに解決できないことがあったとしても、「話してよかった」と思えるかどうかは、

その後の安心感にもつながります。

相談を受けたときに大切なのは、完璧な答えを返すことではなく、

相手がひとりで抱え込まなくてすむように関わることではないでしょうか。


相談を受けたときに、最初から完璧な対応をする必要はありません。

大切なのは、「話してくれてありがとう」という気持ちで向き合い、

その人がひとりで抱え込まなくてすむように関わることです。

そうした一つひとつの積み重ねが、相談しても大丈夫だと思える職場づくりに

つながっていくのではないでしょうか。

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小さな言葉の積み重ねが、働きやすい職場をつくります。私たちハラスメント防止コンサルタントは
皆さまが安心して働ける環境づくりのお手伝いをしています。

「これってどうなの?」や「ちょっと気になる」ことなどありましたらお気軽にお問い合わせください。

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ハラスメントは「誰かが嫌だと感じたらすべてハラスメント」というわけではなく、
きちんとした基準があります。

労働施策総合推進法や男女雇用機会均等法等で、ハラスメントの明確な基準や事業主が行うべき
義務が定められています。