心理的安全性。最近よく聞く言葉になりましたね。
色々なところで説明されたりしていますが、やってみようとするとなかなか難しかったりします。
え?話を聞くだけだよね?
と思われるかもしれませんが、必要なのは「相手を否定せずに聞く」スキルです。
たとえばコロナや今回のロシアの侵攻など不安になることがあった時、誰しも自分の考えがあります。
人は自分とは違う意見を聞くと反射的に言い返したり自分の意見を言ったりしますよね。
でも自分の意見を言い合っていたら感情的なケンカになったり、上下関係があったら上の意見ばかり通ることになります。
そうならないために必要なのが心理的安全性。
行動としては「相手の意見を聞き入れる」のではなく「相手が何を言おうとしているかを聞く」、それが心理的安全性につながります。
たとえば職場で上司として話を聞く時部下が話すことを遮ったり否定したりしたら部下は萎縮して話さなくなります。
もちろん部下の経験不足で発言が間違っていることも多いと思いますが、それを遮ったり否定したりせず最後まで聞いた上で間違っている理由を説明すれば部下は萎縮することなく新しい案を出せたりします。
部下が萎縮し何も発言しなくなれば組織の成長もなく、それは組織にとって良いことではありませんよね。
心理的安全性は「怒鳴らない」ことでも「相手に忖度する」ことでもありません。
「誰もが否定されずに自分の意見を言える」たったそれだけのことが意外と難しいのですね。